ソラマメブログ

2008年08月17日

民族衣装《パシュトゥン》

パキスタンからアフガニスタンに住む遊牧民の衣装です。
今回は特にギルザイ・パシュトゥン族と呼ばれるグループのものを基本的なモチーフにしています。日本ではかなりマイナーな民族と思われますが、衣装には様々な特徴が盛り込まれています。

#実はセカンドライフ内にもいくつか中東系の衣装を扱う店がある(というよりあちらのユーザも結構いるようです。SL5周年記念祭にもブースが出てましたね)のですが、このタイプは見かけたことがありません。それも作るに至った理由のひとつです。
#(…さらに余談ですが、現実であれSLであれ、中東系の衣装を検索すると、まず大半がベリーダンス衣装です…それはそれで需要があるのでしょうけれど)

先だって特徴的と書きましたが、順を追って簡単に説明してみましょう。
パシュトゥン衣装
この地域につきもののヴェールは、資料の多くで単に一枚布を乗せるスタイルになっています。このセットではそのタイプをメインに、オマケとしてスカルプ製のスッポリ覆うタイプを同梱しています。お好みで装着してください。

ヴェールの中には銀製の額飾りをすることがあるようです。このセットには2種付けていますので、こちらもお好みで(ヴェールともどもサイズが多少タイトになっていますが、modify可としてありますので調整は皆様各自で可能です。なお、同じ理由から、併用する髪型はショート系をお勧めします)。

《ケミス》と呼ばれるドレスの胸には《ガレワァン》と呼ばれる刺繍つきパネルがほどこされます。これは一族ごとに異なる模様が刺繍されるようです(経緯こそ違いますが、フィッシャーマンズセーターを連想させますね)。
また、長い袖を折り返して着るようなので、セットでは袖部分のみプリム製のものをつけています。

腰には《ワアニ》《ワッテ》などと呼ばれるビーズ製の魔除けを下げています。形や装着方法は様々のようですが、今回は腰の左右につけるタイプとしました。

ケミスの下には《パルトゥグ》というズボンをはいています。
これはゆったりしたズボンのひざから下が、1メートルくらいの細いチューブ状になっている不思議な形のズボンで、その部分を蛇腹状に(…つまり恐らくはルーズソックス状に…)縮めて履くことで、砂や虫などの侵入を防ぐようです。
服飾系のデータベースを探し回って見つけた資料では、赤系の意外と派手な色をしています(おそらく魔除けの意味合いがあるのでしょう)。ひざ下の、ルーズソックス部分のてっぺんにはワアニと同じ色のビーズが縫いこまれていますが、これも同じく魔除けと思われます。
このセットでは、ズボン+靴下の2レイヤーを組み合わせて《ヒザ上ゆったり・下タイト》なフォルムを再現しているほか、蛇腹を再現するためのオプションパーツ(一部スカルプ使用)を用意しました。

購入はこちらで可能です。



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Posted by Noras Karas at 13:45│Comments(0)店・商品
 
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