2008年10月06日
横浜トリエンナーレ

コレがなんだかお分かりでしょうか?
コレ、なんと、横浜で開催中の《横浜トリエンナーレ》会場にある、アップライト型のセカンドライフ筐体です。会場で偶然見つけました。中はMacっぽいけど。
セカンドライフは元々、こういったアートの展示・プレゼンテーションに向いたツールだと思います。
3Dで自由にCGを作れて、それを基本的に誰でも見に来れるわけですから、おあつらえむきとさえいえる。
実際インワールドで活躍しているアーチストの方もたくさんおられます。
しかしどうもコレはよろしくない。
見ていると、触ってる人はみんな、操作が分からず戸惑っているだけなのですね。
・そもそも筐体に書かれた情報量が多すぎる(写真からもわかるかと思います)。その割に必要な情報が見つからなかったりする。
・筐体に書かれた移動操作がカーソルキーではなくアルファベット。これだとチャットウインドウが開いていると「wwwwwwwwwwwwwwww」と打たれるだけで動けない。しかも触ってる人たちには、そもそも何故動けないのかすら理解できていない。
・動けても、「シムの境界」や「NO ENTRY」にぶつかりっぱなしとか。それらの境界の性質は住人には暗黙ですが、やはり初見の人が、しかも空中などでぶつかるとわかりにくいのです。
・専用シムはあるが、「NO ENTRY」で小さく区切られた工事現場しか動けない。だから多分、やってても面白みがわからない。
・また、誰か知ってる人がどっかにテレポートさせたり設定をいじったりするだけで、後からやる人には五里霧中になってしまう。
プレゼンテーションに力を発揮するはずのツールが、こういうプレゼンテーションの場でうまいこと機能してくれないのは、不幸なコトだと思うんですけどね…。
ちなみに専用シムはココ。
公式サイトはココ。10月10日まで、ネタ募集中だそうです。